給湯器のリモコンが故障!DIY修理?交換費用は?

給湯器のリモコンが故障!DIY修理?交換費用は?

ガス給湯器を使っているとき、リモコンが反応しなくなるトラブルに直面すること、想像できますよね。給湯器そのもののトラブルなら修理や交換の選択をすぐに考えるでしょうが、リモコンの場合、対処法がピンとこないこともあるかもしれません。

そんな時のために、給湯器のリモコンが動かなくなったときのDIY修理の方法や、交換の際のコストについて詳しく見てみましょう。

給湯器リモコンのよくあるトラブル

リモコンは多種多様な原因で動かなくなることがあります。その結果、お湯が出なくなる、表示が消える、エラーコードが出るなどのトラブルが発生します。

具体的なトラブルの例を以下に挙げてみます。

液晶画面が表示されないが、お湯は出る
液晶が点灯しなくてもお湯が出るケース。通常、液晶には温度や時間が表示されます。電源がオフになっているか、節電モードが原因の場合もあります。しかし、配線の問題や液晶の不具合も考えられるので、リセットしても改善しない場合は新しいリモコンを検討してみましょう。

液晶が欠けている、反応しない
タッチしても反応がない、あるいは画面が欠けている場合、液晶の問題が考えられます。場合によっては、プロの手による修理や交換が必要です。

エラーコードが表示される
エラーコードが液晶に表示された場合、何らかのトラブルが発生しています。簡単なリセットで治ることもあれば、給湯器やリモコン自体の故障の場合も。例えば、「76」や「760」のようなコードが出たら、リモコンに問題が起きているサインです。

DIYでのリモコン交換のコツ

給湯器のリモコンを自分で修理や交換することは、少しの知識と注意があれば可能です。

以下、DIYでの交換時のアドバイスをまとめてみました。

もちろん、自信がない場合は専門家に相談するのがベストですよ!

給湯器リモコン、自分で交換できる?
給湯器のリモコンは、「二次配線」という仕組みを使っているので、特別な技能や資格がなくても自分で取り替えることができます。最近では、動画サイトでリモコンの取り付け方法を説明している内容も増えてきていて、情報は豊富になっています。だからといって、簡単にやれるというわけではありませんので、自分自身での作業は慎重に行ってくださいね。

※リモコンの取り替えは、自分の判断と責任の下で行ってください。

中古のリモコンで節約!

新しいリモコンを買う際、新品を選ぶと1万円前後が相場ですが、ヤフオクやメルカリなどのオンラインマーケットで中古を選ぶと、かなりお得に購入できることがあります。ただし、型番をしっかりと確認して、現在使用しているものと同じ型番のものを選ぶことが大切です。違う型番のリモコンを誤って購入してしまうと、返品や交換が難しい場合もあるので注意が必要です。

リモコン選びのコツ
リモコン選びの際は、今使っている給湯器と同じ型番のものを選んでください。似ているデザインでも、型番が違うと正しく動作しないことがあります。また、新機能がついているリモコンを選ぶ場合、それをサポートしている給湯器が必要な場合もあります。欲しい機能があるなら、給湯器も合わせて新しいものを検討することをおすすめします。

自分で交換するときの3つのポイント
リモコンを自分で取り付ける際の3つのアドバイスをご紹介します。

・配線が壁の中に落ちないよう、注意深く取り扱う。
・接続部分はコンセント方式ではないことが多いので、専用の工具を用意して作業をする。
・リモコンを壁に固定する際、テープの粘着による壁のダメージに気を付ける。
DIYは手軽にできるとはいえ、注意点も多いです。不安がある方は、専門家に依頼することも考えてみてください。

リモコンの交換費用:数千円から考える

給湯器のリモコンを新しくする場合、メーカー直接よりも地域のガスサービス提供者や専門業者に依頼するとコストが削減できることが多いです。メーカーサービスでは工事費が2万円~3万円程度かかることもあるのに対し、地元の業者ならば自らリモコンを調達した上での設置費用が数千円で収まることも。自身での設置が難しい場合、地域のサービス業者を探してみましょう。

リモコンの交換費用は、リモコン価格+施工費
リモコンを交換するための費用は、リモコンそのものの価格に加え、施工費が必要です。業者によっては、出張料や見積もり料金などが追加される場合も。交換を検討する前に、総額のコストをしっかり確認しておくと良いでしょう。

給湯器のリモコンを交換、どこがお得?
リモコンの交換は、地域のガス供給者や専門の取り付け業者に相談すると、コストを抑えて施工してもらえることが多いです。作業自体は15分ほどで完了することが多いですが、移動距離が長い場合、依頼が難しくなることも。業者の選択時には、対応エリアやサービス内容をしっかり確認しましょう。

10年以上の給湯器は本体も見直しを

給湯器は概ね10年が寿命とされています。10年以上経過している場合、リモコンだけの交換ではなく、給湯器自体の交換を検討すべきです。リモコンを新しくしても、給湯器本体のトラブルが起こるリスクが高まるため注意が必要です。

リモコン交換に関するQ&A

給湯器のリモコン交換に関して、よく受ける質問に応えます。

Q.新しいリモコンはどこで手に入れられる?
A.メーカー公式から直接購入する方法や、フリマアプリ、オークションサイトを利用しての購入方法があります。新品を求める方や安心を優先する方はメーカー公式の購入を、予算を抑えたい方はフリマアプリやオークションの利用をおすすめします。

Q.リモコン交換の最も安い方法は?
A.最もコストを抑える方法は、自分自身でのDIY交換となります。ただし、専門的な知識や技術が必要な場合もあるので、慎重に取り組むことが大切です。
自分での交換が難しい時には、メーカー直接よりも地域のガス会社や給湯器の取り付け・交換を専門とする業者への依頼がコストを節約する方法としておすすめです。

まとめ

給湯器のリモコンの交換をDIYで行えると知り、驚いた方もいるかと思います。実際、作業自体は古いリモコンを壁から取り外し、新しいものを取り付けるだけの手順ですから、DIYに慣れている人にとってはそれほど難しい作業ではないでしょう。その結果、コストや手間を削減できるのは魅力的です。

とはいえ、簡単にできると言っても注意が必要です。たとえば、配線を壁の内部に落としてしまうと、壁を開ける必要があるなどのトラブルが発生する可能性もあります。

さらに、対応するリモコンの入手も難しい場合があるので、給湯器のリモコンが故障した際は、やはり信頼の置ける専門業者に相談するのがベストと考えられます。

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