給湯器のトップメーカーと選び方のポイント!
給湯器のトップメーカーと選び方のポイント!
お風呂や台所での湯沸かしは欠かせないもの。特に寒い季節には給湯器が大活躍します。ここでは、リンナイやノーリツといった主要メーカーの給湯器について詳しく解説します。選ぶ際のアドバイスやメリットも合わせてご紹介します。
トップ給湯器メーカーをチェック!
さまざまな給湯器が市場に出ていますが、ここでは主要メーカーの機能や価格帯、特徴をピックアップしてご紹介します。
(リンナイの特徴)
リンナイは給湯器のトップブランドとして知られています。特にバスルーム用の給湯器は、多機能な製品が豊富に揃っています。
人気商品としてのガスふろ給湯器は、設置の自由度が高いタイプや浴槽隣接設置タイプがあります。屋外壁掛け型も選べる「エコジョーズ」は、省エネ設計の瞬間湯沸かし器で、効率的に温めることができます。価格帯は約30万~40万円程度。高い熱効率を誇るこの給湯器は、節約にも役立ちます。
リンナイでは定期的な点検サービスも提供しており、故障や不具合が心配な方は公式サイトで詳細を確認できます。
(ノーリツの特徴)
ノーリツもまたガス給湯器の分野でのリーディングカンパニーです。製品のラインナップは、エコジョーズから基本タイプまでさまざま。
特筆すべきは、ユーザビリティに焦点を当てた細かい機能の追加。たとえば、自動でお湯を補充する機能や排水管クリーン機能などがそれに当たります。ただ、多機能になるほど価格も上昇します。エコジョーズの設置フリータイプは、約36万円からの価格帯となります。
また、シニア層の安全性を重視した商品も展開。センサー付きの機能やUV抗菌仕様などが選べ、価格は約45万円からとなっています。ノーリツでは、長期にわたる保証プランも提供しており、安心して使用することができます。
(パーパスの特徴)
パーパスは、暖房能力を持った給湯機や自動的にお湯を溜めて止める機能を持つモデルを多数取り揃えています。
外壁取り付け用のふろ給湯器GXシリーズは、操作リモコンと本体をセットで約33万円~という価格帯になっています。
追い焚き機能を搭載した設置場所に制限のないモデルは、一戸建ての上階の浴室にも適しています。瞬時に湯を沸かすこの装置は、多人数の家族に最適です。
さらに、グリーン購入法に対応した製品で、必要最低限の出湯量で温度を自動調整するエコ機能や、追い焚き時に不要な水の消費を減少させる機能が搭載されています。
修理に関しても、年間を通じて24時間対応しているので、安心して使用できます。ホームページには、冬に関するよくある質問など、カテゴリ別に整理されたFAQも掲載されています。
(パロマの特徴)
パロマのガス給湯機は、給湯のみの「給湯専用機」、追い焚き機能付きの「ふろ給湯器」、そして床暖房や浴室の暖房・乾燥機能まで対応した「給湯暖房熱源機」の3タイプがあります。
高機能なものほど価格も高く、壁掛け型エコジョーズの給湯暖房熱源機は約45万円、壁掛け型のふろ給湯器は約28万円~というのが相場です。
所有者登録による定期的な点検や、使用中でもいつでも点検が受けられる「あんしん点検」サービスがパロマから推奨されています。点検は有料ですが、長期間の安心使用が可能です。
また、万が一の際には、365日24時間対応の修理コールセンターが利用できます。
給湯器の選び方と注意点
家庭のライフスタイルや生活習慣に応じて適切な給湯器を選ぶことが重要です。以下に、選び方のポイントと注意点をまとめました。
適切な号数と機種の選定
ガス給湯器の選び方の一つとして、家族全員が同時にお風呂や台所で給湯を必要とすることを考慮し、最適な「号数」の給湯器を選定することが重要です。
この号数とは、1分間に供給できるお湯の量を示すもので、号数が多いほど、多くの人が同時に利用できます。特に大家族であれば、大きな号数のガス給湯器を選択することで快適に生活することができます。
さらに、家庭のニーズに応じて、床暖房や浴室乾燥機などの追加機能がある機種を選ぶことも可能です。ただし、給湯専用の機種を選んだ場合、お風呂の湯張りや追い焚きができない点に注意が必要です。
エコジョーズシリーズで環境にやさしい給湯
多くのメーカーが展開している「エコジョーズ」シリーズは、潜熱回収型給湯器という高効率のシステムを採用しており、エネルギーの無駄を大幅に減少させることができます。このエコジョーズとよく似た名称の「エコキュート」とは異なるシステムです。エコキュートは電力を活用してお湯を生成する方式であり、エコジョーズはガスを使用します。
エコキュートはタンク方式でお湯を保存しますが、一定量を超えるとお湯が出尽くしてしまうリスクがある点、エコジョーズはそのような問題がない点が特徴です。
近年、家庭用のガス給湯器としてはエコジョーズが主流となっていますが、業務用にはエコキュートも選択肢として考慮されているので、こちらも選定の際に考慮が必要です。
信頼できる工事業者の選定が鍵
どんなに優れた給湯器を選んでも、その設置を行う工事業者の質が低ければ、最適な性能を発揮することはできません。最近では、不審なセールス方法で年配者を狙った被害も増加しています。給湯器の選定と同時に、工事業者の信頼性や実績もしっかりと確認することが大切です。