蛇口が空回りしてしまう3つの原因と対策と予防方法をご紹介いたします

蛇口が空回りする3つの原因と対策

目次
1.スピンドルの劣化
2.コマの摩耗
3.止水栓の不具合
4.まとめと予防策

1. スピンドルの劣化

スピンドルとは何か?
スピンドルは、蛇口のハンドルを回すことで水の流れを制御する重要な部品です。この部品が正常に機能することで、ハンドルを回すと水が流れたり止まったりします。しかし、長期間使用しているとスピンドルが摩耗し、ハンドルを回しても空回りするようになります。

劣化の原因
スピンドルの劣化は、主に以下の要因によります

摩耗
金属製のスピンドルは、毎日の使用によって徐々に摩耗します。

腐食
水道水に含まれるミネラルや化学物質が金属を腐食させます。

圧力
過度な力でハンドルを回すことでスピンドルが歪むことがあります。

対策方法
スピンドルが劣化した場合の対策としては、スピンドルの交換が必要です。以下の手順で行います

①止水栓を閉める
まず、作業を始める前に止水栓を閉め、水の流れを止めます。

②ハンドルを取り外す
ハンドルの上部にあるビスを外し、ハンドルを取り外します。

③スピンドルを交換する
古いスピンドルを取り出し、新しいスピンドルと交換します。

④元に戻す
ハンドルを元に戻し、ビスを締めます。
これでスピンドルの交換が完了し、蛇口の空回り問題が解決します。

2. コマの摩耗

コマとは?
コマは、蛇口の内部で水の流れを調整する部品で、蛇口のハンドルを回すことで上下に動き、水の流れを制御します。コマが摩耗すると、蛇口が正常に動作しなくなり、ハンドルが空回りするようになります。

摩耗の原因
コマの摩耗の主な原因は以下の通りです

頻繁な使用
コマは使用頻度が高いほど摩耗しやすくなります。

硬水の影響
硬水に含まれるミネラル分がコマに付着し、摩耗を加速させます。

不適切な取り扱い
過度な力で蛇口を閉めることでコマに負担がかかり、摩耗します。

対策方法
コマが摩耗した場合の対策として、コマの交換が必要です。以下の手順で行います

①止水栓を閉める
作業を始める前に止水栓を閉め、水の流れを止めます。

②蛇口を分解する
ハンドルを取り外し、蛇口の内部を露出させます。

③コマを取り出す
古いコマを取り出し、新しいコマと交換します。

④元に戻す
蛇口を元に戻し、ハンドルを取り付けます。

これでコマの交換が完了し、蛇口の空回り問題が解決します。

3. 止水栓の不具合

止水栓とは?
止水栓は、家庭内の水道管の途中に設置されているバルブで、水の供給を制御します。このバルブが正常に機能しないと、蛇口を完全に閉めても水が止まらないことがあります。

不具合の原因
止水栓の不具合の主な原因は以下の通りです

内部の摩耗
止水栓の内部部品が摩耗すると、水を完全に止めることができなくなります。

ゴムパッキンの劣化
止水栓内のゴムパッキンが劣化すると、水漏れが発生しやすくなります。

不適切な設置
止水栓自体が適切に設置されていない場合も、不具合が発生します。

対策方法
止水栓の不具合が疑われる場合は、以下の手順で対策を行います

①元栓を閉める
作業を始める前に元栓を閉め、水の供給を止めます。

②止水栓を取り外す
止水栓を取り外し、内部の部品を点検します。

③部品を交換する
摩耗した部品や劣化したゴムパッキンを新しいものと交換します。

④元に戻す
止水栓を元に戻し、元栓を開けて水の供給を再開します。

これで止水栓の不具合が解消し、蛇口の空回り問題が解決します。

4. まとめと予防策

定期的なメンテナンス
蛇口の空回りを防ぐためには、定期的なメンテナンスが重要です。スピンドルやコマ、止水栓の状態を定期的にチェックし、摩耗や劣化が見られた場合は早めに交換するようにしましょう。また、蛇口を適切に取り扱い、過度な力をかけないようにすることも重要です。

予防策
定期的な点検:定期的に蛇口を点検し、異常がないか確認する。
適切な使用方法:蛇口を適切に使用し、過度な力をかけないようにする。
専門業者の利用:不安な場合は、専門業者に点検や修理を依頼する。
これらの対策を実施することで、蛇口の空回りを予防し、長期間にわたって快適に使用することができます。

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