給湯器の追い焚きができない原因は ?

給湯器の追い焚きができない原因は ?

「給湯器の追い焚きができなくなった、どうして?」そんな疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。もし給湯器の追い炊き機能に問題があると感じたら、それにはいくつかの原因が考えられます。今回、給湯器の追い焚きが動作しない4つの原因と、それぞれの対応方法をご紹介いたします。そして、もしトラブルが続く場合の対応策や、よくある質問もまとめています。この情報が皆さんの問題解決の手助けとなれば嬉しいです。

追い焚きに関するトラブルの主な原因4つ

「追い炊きができない!」その原因は一体何なのか。以下で紹介する4つの主な原因を参考に、トラブルの解決の糸口を見つけてみてください。

1.浴槽の湯が足りない場合
追い炊きが起動しないとき、一つの可能性として浴槽の湯の量が不足していることが考えられます。給湯器は、浴槽の湯を再び温めて戻すシステムなので、十分な量の湯がないと追い炊きが正常に機能しないのです。足りない湯の量が原因の場合、追い炊きをスムーズに動作させるためには浴槽に十分な湯を入れる必要があります。

2.循環フィルターの詰まり
もし、浴槽には十分な湯があるのに追い炊きが動作しない場合、循環フィルターが詰まっていることが考えられます。このフィルターはゴミや髪の毛が給湯器の内部に入らないようにする役目があるのですが、詰まると湯の循環が妨げられます。こちらも定期的な掃除や点検が大切です。

3.天気や外気温の影響による点火不良
給湯器が点火しにくい状況として、天気や外気温の影響があります。例えば、台風や大雨の後、または冬季の極端な寒さなどは点火の妨げとなることがあります。しかし、このような状況は一時的なもので、天気が回復すると自然に改善されることが多いです。

このように、給湯器の追い焚きに関するトラブルの原因は様々です。原因を正確に特定し、適切な対処をすることで快適なバスタイムを取り戻しましょう。

4.給湯器内部が故障している
追い焚きが効かないとき、給湯器内部のトラブルも考えられますね。
追い炊きを動作させるためには、温度を検知するセンサーや電子回路のスイッチなど、さまざまなパーツが関与しています。
長く給湯器を使用していると、特に寿命が近い場合、これらの部品が不調を来たす可能性が高まります。
以下は、給湯器の寿命の参考値です。

・リンナイ:約10年
・ノーリツ:約10年
・パロマ:9~11年程度
・パーパス:約10年
8年以上給湯器を使用していると、特に寿命に近づくと不具合が起こりやすくなります。早めの点検や修理が必要ですので、専門業者に相談しましょう。

4つの対処法

1.湯を足してみる
お湯が足りない場合、まずは浴槽に湯を追加してみましょう。
追い焚きに必要なお湯の量は、給湯器のモデルによって異なります。具体的な湯の量は、使用説明書で確認できます。もし、取扱説明書が手元になければ、少し多めにお湯を入れてみてから再度追い焚きを試してみてください。

2.フィルターをきれいにする
循環フィルターの汚れが原因であれば、クリーニングが必要です。
フィルターを取り外して、詰まったゴミや髪の毛を取り除きます。歯ブラシでの洗浄が効果的です。さらに深い汚れには、専用の洗浄剤を使って掃除し、給湯器のクリーン機能を利用して洗浄しましょう。

3.電源を再起動する
それでも追い焚きができない場合、電源を一旦オフにして再度オンにしてみてください。
一時的なエラーの場合、これで問題が解消することがあります。それでも正常に動作しない場合は、給湯器の故障の可能性が高いです。その際は、プロの業者に依頼することをおすすめします。

4.プロの給湯器業者に依頼する
給湯器の不具合が内部の故障から来ている場合、専門の給湯器業者に診断・修理を依頼することをおすすめします。
給湯器の故障の修復は専門的な知識が必要であり、無理に自分で試みることでさらなるダメージや怪我のリスクが高まることも考えられます。前述した3つの対処法を実践しても追い炊きが回復しない場合、速やかにプロに相談することをおすすめします。
給湯器に不具合が出た際は、操作を控え、業者の指示を待つのがベストです。

給湯器 追い焚き不具合 についてのFAQ

給湯器の追い焚きトラブルに関して、頻繁に出る質問2点について解説します。

追い焚き中のゴボゴボという音は異常?
追い焚きを行うときのゴボゴボという音は、配管内の空気が温められたお湯と共に放出されることが原因で、通常の現象として起こることがあります。
しかしながら、その音が絶え間なく続く場合、水の漏れのリスクも考慮しなければなりません。
連続して音が鳴る場合や、お湯の量が明らかに減少している場合は、専門業者に診てもらうことをおすすめします。

追い焚き修理の費用は誰が負担?
賃貸のマンションでは、給湯器の修理費用は多くの場合、大家や管理会社が負担します。しかし、所有者のマンションでは、費用は所有者自身のものです。
ただし、賃貸物件で意図的な破損や故障を放置してしまった場合、費用は入居者が負担することも考えられます。
給湯器に問題が発生した際は、まず大家や管理会社に通知することが大切です。

まとめ

給湯器の追い焚きトラブルについて、その原因と対応策を詳しく検討しました。具体的な対処法を要約すると以下の通りです。

・湯の量が足りない湯を追加する
・フィルターに詰まりがある清掃する
・天気や凍結で点火ができない適切な対処を待つまたは電源をリセット
・給湯器の内部故障専門業者に相談・依頼する

給湯器内部の故障の場合、自身での修復は難しくリスクが高いため、プロに依頼するのが最良の選択です。

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