給湯器トラブルの簡単アドバイス
給湯器トラブルの簡単アドバイス
お湯が出なくなって、困っていますか?
お風呂場でシャワーを出したり、キッチンや洗面所でお湯を使おうとしたけれど、全く出てこない…
その不便さ、感じていますよね?
ガス給湯器にトラブルが発生したかと、一瞬、焦るかもしれませんが、冷静になってください。
一番に確認したいのが、ガス給湯器のリモコンに表示されている数字です。これはエラーコードと呼ばれるもので、何らかのトラブルを知らせるためのものです。ところが、これが時計の表示と勘違いする方もいるので、注意が必要です。
「11」や「111」など、見慣れない数字が出ていませんか?
お湯が出ない理由は様々です。しかし、すぐに給湯器の交換を検討する前に、エラーコードの意味を確認することが大切です。一部のエラーは、自分で簡単に解消できることもあります。
もしエラーコードが表示されていなくても、ガスメーターが点滅していないか確認してください。外部からのイタズラでガスが止められている可能性も考えられます。
さらに、ガス給湯器のメーカーごとにエラーコードの内容は異なります。ノーリツ、リンナイ、パロマ、パーパス、長府、東京ガス、ガスターなど、自宅の給湯器のメーカーを特定して、正確な情報を得るようにしましょう。
各メーカーのエラーコードをご自身の状況で確認してみてください。
給湯器交換を検討している方へ重要な情報!
給湯器のトラブルですぐに業者に連絡しようと思う前に、一つ大切なことを確認してください。
地震や大きな揺れの後に特に頻発するのが「エラーコード11・111」です。このエラーコードは、ガスメーターの遮断を示しています。事実、このエラーコードで業者に連絡し、不要に給湯器を交換してしまうケースが多いと聞きます。
実際に、給湯器交換の際にガスメーターの近くで点滅を確認し、ガスメーターのリセットを行うだけでお湯が正常に出る場面がありました。給湯器は使用から5年しか経っておらず、まだ使用に問題はなかったのです。
もしこのエラーコードを確認した場合、まずは冷静になることが大切です。もしガスコンロをお持ちの場合、それを点火してみてください。もし点かない、あるいはIHコンロの場合、ガスメーターを確認し、点滅していればメーターのリセットボタンを押すだけで問題が解決することが多いです。
この簡単な確認を行うことで、不要な給湯器交換の費用や手間を節約できることがあります。安全に注意しながら、まずは上記の手順で確認をお願いいたします。
ガスメーターの復旧方法について
写真に写っているメーターの黒いキャップを外し、ボタンを3秒押し続けてください。その後、3分間ガスを使わずに待機します。ガスメーターの点滅が止まったら、お湯を出して確認してください。具体的な方法については、ガスメーターに添付されている説明書をご参照ください。
湿気や過度なガスの使用、地震などの要因でガスメーターが遮断されることがありますが、この方法で復旧可能です。
浴室や台所のリモコンが反応しない場合
一度給湯器の電源を抜いて再度接続してみてください。電源が直接給湯器に入っているか、ブレーカーからの電源供給の場合、ブレーカーを一度切って再度入れ直してみてください。これで復帰する場合がありますが、それでも問題が継続する場合、給湯器の交換を検討することをおすすめします。
故障・劣化の場合
給湯器のリモコン配線が腐食していたり、器械の基盤に問題がある場合も考えられます。配線が腐食してる場合、端子の交換だけで修理が可能です。
時々ある問題として、台所や洗面所ではお湯が出るのに、お風呂でお湯が出ないケースがあります。これは浴室水栓の問題であり使用年数を重ねることで発生することが多く、特に10年以上のものでよく見られます。古くなると、温度調節を担うサーモスタットの故障や異常で、お湯にならないことが考えられます。
蛇口を開けてもリモコンに燃焼の表示が出ない場合、止水栓を調整して水量を増やして試してみてください。水量が不足していると給湯器でお湯を作れません。ただし、止水栓が固着して動かない場合は無理に操作しないよう注意してください。
まとめ
状況の確認から始め、原因の可能性を調べましょう。予期せぬ事態に動揺するかもしれませんが、慌てずに冷静に対応することが重要です。難しいと感じたら、自分だけで対処するのではなく、落ち着いて対応できる人に助けを求めるのも良いと思います。