コンロは安全第一・火の用心
コンロは安全第一・火の用心
近年、最も多い住宅火災の原因はコンロとなっていて、その多くは「消し忘れ」となっています。
ガスコンロの安全機能
立ち消え安全装置
炎を検知する部分です。吹きこぼれたり、風で火が消えてしまった場合「立ち消え安全装置」が作動しガスを自動的に止めてくれます。ただ、この部分が汚れてしまっていたりすると炎の誤認識につながり、点火時にスイッチを離した瞬間に火が消えます。これは汚れによる安全装置の誤作動でガスが遮断されているのです。
温度センサー「Siセンサーコンロ」
温度センサーは、鍋底の温度を常に監視し、危険な温度になる前に火を弱くしたり、火を消したりします。温度が250℃になると自動的に消火して、油の発火を防ぎます。また、センサーにより以下の様な便利機能も加えられます。
- 自動湯沸かし機能
- 温度キープ機能
- 焦げつき自動消火機能
- 天ぷら油過熱防止機能
- 自動炊飯機能
- 鍋無し検知機能
このような機能がある反面、火力が出せなくて使い勝手が悪いと不評を買うこともあります。対処機能として約250℃を超えても、約290℃までは強火を保つ「センサー解除」機能がありますが、危険な温度帯になっていると認識しておいてください。消防庁データによると、Siセンサーコンロは、普及が進んでいくにつれて火災件数が減少し2017年には2008年ピーク時の半数以下となったそうです。